本日、日曜日。
お昼前に、
赤坂のアークヒルズにやって来ました。
チャッキも一緒です。
いや別に、あえて申告しなくても、
どうせいつも2人一緒じゃないか、と
思われた方もいらっしゃると思うのですが、
今日は珍しく、チャッキのほうから、
「え、出かけるの?
オレは仕事があるからさ。
家で作業してるわ」
と言ったので、スンナリ受け止めて、
わたくし一人でここ赤坂まで来ようとしたのです。
ここでの目的は、「赤坂蚤の市」の見学です。
毎月、第4日曜に、アンティーク市をやっているらしいんですね。
それをパパッと見て、帰り道に美味しいものでも
食べてかえるつもりでした。
最初は、チャッキと二人で。
しかし、彼が行かない、と言うので、
素直に一人で実行に移そうとしました。
「じゃ、あたし、
蚤の市見て、
帰りにランチ食べて帰るわ〜♪」
と、言ったら、チャッキが驚いた顔で、
「え?
オレのご飯は・・・?」
と聞いてきたんですね。
「オレのご飯」ってなんやねん!
いい歳した大人なんだから、
自分のランチぐらい、なんとか出来るでしょう!?
実はコレ、つい数日前の、実家の母との会話にちなみます。
亡くなったわたくしの父が、モーレツな亭主関白で、
我が家は悲しいことに、家族旅行をしたことがなかったのでした。
父が年中無休でお店をしていたものですから、
我が家、いや、母は、父のサポートが生活の中心でした。
旅行に誘ってくれたお友達家族もたくさんいましたが、
自分は店があるので休めない父が、一人で留守番するのを嫌い、
「旅行?
オレのご飯はどうなる?」
と、我々の旅行を全面禁止していたのでした。
おそらく、そのセリフを今日、マネしてみたチャッキ。
「オレのご飯は」と言い出せば、
わたくしが何か用意でもすると思ったのかな。
甘いね。
わたくしは優しいですけど、
ここで優しくしたら、これからが大変です。
「ご飯?
あたしはねー、蚤の市のあと、
お寿司食べて帰るつもりぃ」
と、言ったら、しばらく黙り込み、
「蚤の市、、、時間、かかる?
え?ちょっと見るだけ?
すぐ帰るの?
・・・そんならオレ、行ける、かなぁ・・・」
ということになり、一緒に出てきたワケです。
ふー。
お昼前の赤坂蚤の市は、もう結構混雑しておりました。
アンティークのコーナー。
ちょっとオサレ系のブースが多かったです。
アメリカンな雑貨から、
大人っぽいのまで。
アクセサリーなどの作家さんコーナーもありまして、
古着もいっぱい♪
ちょっとユニークなディスプレイのお花屋さんも。
フードトラックは、タコスやコーヒー、
ガレットなどの洋物が中心でした。
サクッと見て回るのについて来たチャッキでしたが、
なぜだか、お花屋さんの前で足が止まり、
レジ脇の、古道具コーナーにくぎ付け。
どうやら、置時計がすっごく気になったようで。
この、大理石のレトロな置時計を悩みに悩んで、お買い上げ。
1960年代の日本製なんだそうで、まだ現役(!)のものです。
ネジで動きます。
「ど、どうしよう・・・?
どうしよかな・・・?
買ったほうがイイと思う?ん・・・?」
と、半笑いで自問自答を繰り返し、
それはそれは長い時間かけて、お支払いにこぎつけたチャッキ。
しかし、やっと買ったはイイものの、
素材が素材なだけに、めっちゃくちゃ重い!!
レンガ3個分もあろうかと思うぐらい、男性でも
片手では持てない重さの、どっしりした時計なんです。
なんせ、大理石でございますから。。。
で、コレを買ってしまったがために、お寿司のランチは取りやめに。
蚤の市から徒歩10分ぐらいのところにある、お寿司屋さんに
行く予定でしたが、こんな重たいのを持って歩けません(チャッキが)。
仕方がないので、予定変更。
ここらへんで食べて帰ります。
蚤の市の会場内のフードトラック前には、人だかりが
出来ていたので、並んで食べるのは諦めました。
会場に隣接の、アークヒルズのレストランフロアに移動し、
天ぷら定食のお店を発見!
ここ、日本橋の本店に行ったことがあります♪
安くて美味しかったのを、覚えております。
元来、揚げ物が苦手、という理由から、
生まれてこのかた、天ぷら屋さんに行ったことがない、
というチャッキを従えて、ここに入りました。
そしてやはり、すっごい待たされました。
入店してから40分後、
やっとカウンターに座らせてもらうことに成功。
目の前が揚げ場で、揚げたてを次々に出してくれる
システムです。
テーブルの上には、ここ名物の食べ放題のお惣菜3種が。
今日のは、
いぶりがっこと、
ゆず風味のイカの塩辛、
それに
すごく優しい味付けの、きんぴらごぼうでした。
取り分けて、こんな感じ。
なかなか出て来ない天ぷらを待っている間、
このお惣菜を次々につまんだチャッキ、
「ね、ここ、おいしいよ?
おいしいと思わない?」
とのコメント。
美味しいから来たんだよ!
美味しいから、こんなに待たされても大人しくしてんだよ!?
入店から42分後、ようやくランチが来ました
・天ぷらめしセット 味噌汁付き 1180円
*天ぷら盛り合わせ
*3種のお惣菜
*味噌汁
*白飯
揚げたての天ぷらは、3回に分けて持って来てくれます。
1回目のは、イカのかき揚げに、鶏と大葉の天ぷら、
マイタケ、でした。
これに、
ご飯と、
アサリのお味噌汁。
第2回目は、エビ、ししとう、それに
ここ名物の、半熟卵の天ぷら。
半熟卵はお店の人によると、
これごと白いご飯に乗っけてムチッとつぶし、
醤油と山椒をかけて食べるのがオススメだとか。
わたくしは、天つゆをかけてやってみました。
甘口の天つゆが合います♪
これだけで、もうご飯全部たべられるぐらい!
ラスト3回目は、ナス、カボチャ、それにキスでした。
と、ここまで、ずっと無言のチャッキ。
黙々と食べています。
「なんの会話もないよ?」
と聞いたら、
「あ、うん、、、
美味しいから、しゃべってるヒマ、ないしね・・・」
と言われました。
気に入ってんじゃん!?天ぷら!
ずっと敬遠していた、初の天ぷら屋さんに入って
わたくしの分まで全部平らげたチャッキ。
すごいわ。
なんとなんと、
「天ぷらって、おいしいねえ」とまで言っていました。
あー、お寿司のランチじゃなくって、ヨカッタ。
「蚤の市をサクッと見てから、お寿司を食べてパパッと帰る」
という計画でしたが、結果、
「蚤の市でじっくり買い物をし、すんごい待って人生初の
天ぷら屋さんが気に入ったチャッキ」
という流れになりました。
まあ、本人がシアワセなら、いいんですけど。
いいんですよ。
なーんだ食べるんじゃーん、揚げ物
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